京都市「駆け付け要件」条例への対応を支援する施設外玄関帳場代行サービス「なびすけ」開始

京都市

宿泊施設運営代行業者の株式会社信越商事と宿泊施設の運営支援を行う株式会社イザンは12月18日、京都市の条例で定められている「駆け付け要件」への対応を支援するため、共同でホテルやゲストハウス向けの施設外玄関帳場代行サービス「なびすけ」を開始することを公表した。

「なびすけ」は京都市内各地にて、玄関帳場の機能を宿泊施設外で利用できるようにする「施設外玄関帳場」を設置し、玄関帳場における対応を代行するサービスだ。京都市では、条例で、京町家以外の簡易宿所の営業を行う際、宿泊施設の中に玄関帳場を設けることができない場合には、施設までおおむね10分以内(800メートル以内)に到着できる場所に施設外帳場を設け、緊急対応をする担当者のほかに宿泊者の出入り確認等を行う別の担当者1名を常駐させることが求められている。そのほか「1名あたり担当できる施設は5施設まで」「他の営業の用途・住戸と区画すること」などの要件を満たす必要がある。既存の簡易宿所については2020年3月末までは経過措置があるものの、2020年4月以降は条例に基づき、運営する必要がある。

宿泊施設によっては、費用をかけて、これらの対応を実施することが困難な場合もある。「なびすけ」では、サービスを通じて施設外玄関帳場をシェアすることで、宿泊施設の負担を減らし、条例に適切に対応したうえで宿泊施設の運営を継続することを支援する。

提供するサービス内容は、チェックイン対応やメール・電話・メッセンジャーでのゲスト対応、現地駆けつけなど。また、宿泊施設の要望に応じて、荷物の預かりやレンタル着物のサービスも提供する。対応言語は、日本語、中国語、英語が中心となっており、特に中国語に関しては、ネイティブスタッフが在籍しているため、多くの中国からの旅客に対応可能となっている。対応言語は今後拡充予定だ。

対応拠点は現在5つ。「清水坂レセプション:東山区五条橋東」は、清水坂周辺に対応し、レンタル着物店と連携できる。「祇園六波羅レセプション:東山区轆轤町(ろくろちょう)」は、団栗通から五条通あたりまで、川端通から東大路通の祇園エリアに対応する。「寺町レセプション:下京区京極町」は、四条~五条の鴨川西側、川端通周辺に対応する。「伏見稲荷レセプション:伏見区深草鈴塚町」は、京阪伏見稲荷駅、JR稲荷駅周辺に対応する。「東福寺レセプション:東山区本町」は、京阪鳥羽街道駅すぐに位置し、東福寺周辺に対応する。1月までに申し込む場合、早期申込キャンペーンが適用される。

京都市ならではのおもてなしを実現すべく定められた条例への適切な対応を支援する同サービスは、一棟貸しや小規模宿泊施設を中心に心強い存在となりそうだ。

【サービスサイト】施設外玄関帳場対応サービス:京都なびすけ
【コーポレートサイト】株式会社イザン
【関連ページ】京都府の民泊・旅館業簡易宿所に関する条例・法律・規制

(MINPAKU.Bizニュース編集部)

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