いろは「Kamon Inn Karahashi」開業、京都・東寺を分散型民泊のモデルエリアに

Kamon Inn Kashiharacho 外観

株式会社いろはは2月9日、同社が手掛ける京都・東寺エリア5棟目となる宿泊施設「Kamon Inn Karahashi」を開業した。同エリアにおける宿泊者の地域回遊を促進し、「分散型民泊」のモデルエリアとしての確立を図る。

総務省が実施した「平成30年住宅・土地統計調査」によると、空き家数は1958年から2018年までの60年間で約23倍となり、2018年の空き家率は過去最高の13.6%となっている。同社は、この空き家が増加している状況と、従来型の民泊が「泊まる」ことに特化しているために民泊の所在地周辺に還元できるメリットを最大化できていないこと、空き家活用による地域貢献の度合いが必ずしも高い状況にないことを課題とする。なかでも、国内外からの観光需要が高く、主要駅からのアクセスに優れた京都・東寺エリアでは、それらの課題解消に向け、空き家を従来型の民泊ではない民泊として活用することが有効だとする。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」

Kamon Innのブランドでは「おもてなしの共創を、ここから。」というメッセージを掲げ、「分散型民泊」の考えのもと民泊を運営しており、町と一体となった宿泊体験の提供を推進している。「分散型民泊」とは、特定のエリアに複数の宿泊施設を構え、地域への回遊を促進する仕組みで運営する民泊のことだ。民泊を「泊まるところ」から「町のハブ」へと転換すべく、食事や入浴、娯楽など、宿の中で完結していた宿泊関連サービスをエリア内に分散することで、宿泊者の回遊性を高める取り組みだ。これにより、宿泊者と町の接点の最大化を図り、空き家活用による地域貢献を目指す。

同社は、これまでに京都・東寺エリアで「Kamon Inn Karahashi」を含む5棟の宿泊施設を展開し、カフェ「べじかふぇ wo’s」の運営や近隣銭湯と連携するなどの取り組みを実施してきた。そして「Kamon Inn Karahashi」の開業に伴い、「自分に優しい時間を」というコンセプトを掲げたエステサービス「Sakura」の提供も開始した。従来の宿泊サービスに加えてエステサービスを開業することで民泊とエステで癒しを与え、宿泊者の記憶に残る旅を演出し、宿泊者が京都に再来したいと思える民泊を運営する。

Kamon Inn Karahashi エステスペース「Sakura」

Kamon Inn Karahashi エステスペース「Sakura」

「Kamon Inn Karahashi」はJR京都駅から徒歩15分の閑静な住宅街の中に所在する古民家をリノベーションした民泊施設だ。世界文化遺産の東寺には徒歩3分で訪れることができる。

Kamon Inn Karahashi リビングスペース

Kamon Inn Karahashi リビングスペース

同社は今後も自社サービスの拡張とともに、町に点在する施設との共創によって、京都・東寺エリアを『分散型民泊』のモデルエリアとしての確立を図る方針だ。

【宿泊施設ページ】Kamon Inn Karahashi
【サービスサイト】Kamon Inn
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(MINPAKU.Bizニュース編集部)

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