Airbnbが「ヘリテージ旅行」に進出、23andMeと提携

世界最大手民泊仲介サイトのAirbnbは5月21日、遺伝子検査を専門とする23andMeと提携し、ゲストが自分のルーツを訪ねる「ヘリテージ旅行」のサービスを投入することを発表した

23andMe(米国カリフォルニア)は、世界で初めてDNAにより先祖を特定する技術を確立した会社で、その手法は現在、各国に普及している。Airbnbのサイト内に23andMeのページが開設され、先祖のルーツを遡る旅のリコメンデーション(おすすめ)機能が加わる。ゲストは、まず23andMeでDNA検査を行い、3~5週間、結果を待つと、自分の先祖の故郷への旅プランが提案される。欧州以外のルーツの場合は検査精度が落ちること、またプライベートな情報である出生地をAirbnb等に知られるといった課題はある。

2017年にAirbnbに先んじて、AncestryDNA とGo Ahead Toursがヘリテージ旅行のツアー提供を開始しており、西洋諸国で急速に人気が高まっている。アメリカ人の約半数が自分のルーツとなる国に、少なくとも1か国は旅をしたことがあるとされる。そして、Airbnbを利用してのルーツを遡る旅は、2014年からこれまでに500%の成長を見せているという。Airbnbはこの成長しているヘリテージ旅行と呼ばれる分野で業績を伸ばしたい考えだ。

アメリカは、移民の国で、先祖のルーツを自覚していることも多い。日本人は、アジア大陸、東南アジア、太平洋から渡ってきた人々の末裔と言われている。しかし、あまりに遠い昔のことで、自分に日本以外のルーツがあると、普段自覚している人は少ないのではないだろうか。同じ場所に旅するのでも、「これがご先祖様が眺めた景色か」と思うと、感慨もひとしおで、新たな自分探しの良い機会となりそうだ。

【参照ページ】Heritage Travel on the Rise: Airbnb and 23andMe Team Up to Make it Even Easier
【ウェブサイト】DNA Genetic Testing & Analysis – 23andMe
【関連ページ】Airbnb(エアービーアンドビー)

(MINPAKU.Bizニュース編集部)

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