中国版Airbnbの「自在客」、海外展開の加速に向けて数千万人民元を資金調達

中国、上海に本拠を持つ中国版Airbnbの自在客が、グローバル展開に向けて事業を加速させている。自在客は昨年の11月、中国国内でテレビ・放送業界をバックボーンに持ち、教育、文化、技術、メディア、通信分野などへの投資を行っている投資ファンドの中広文影から数千万元規模と見られる資金調達を行ったことを発表している。

自在客は2011年に、元eBayの張志傑氏と不動産プラットフォーム「安居客」の中心メンバーだった蔡暁華氏が創設した民泊予約サイトで、以来、中国ネット大手「新浪」の元CEO、許良傑氏らをはじめとする投資家らの支援を受けている。

自在客は2013年以降、台湾市場の開拓に力を入れており、既に台湾においては高いプレゼンスを獲得しているが、今回の融資を受けて今後は日本と韓国を中心とする新たな海外市場への展開を加速させる見込みだ。今回調達した資金は多言語アプリの開発やサービス品質の向上にあてられる。

2016年現在、海外進出を加速させている自在客は東京、シリコンバレーと香港に支社を立ち上げており、台湾だけでも既に6,000件以上の物件、30,000部屋以上を保有し、日本国内における物件数も1,500を超えている。一方、韓国ではソウルと済州島を中心に事業を展開しており、既に物件数を数百件規模まで伸ばしている。

自在客、住百家、途家など中国発の民泊予約サイトは日本でも存在感を高めつつある。物件数でいくとAirbnbが未だ頭一つ抜きんでている状況だが、訪日外国人観光客の中でも最大の割合を占めているのは中国・台湾人であることを考えると、今後の展開次第では日本国内における勢力図が変わる可能性もある。引き続きこれらの企業の動きからは目が離せない。

【参照記事】自在客宣布完成A轮数千万人民币融资

(MINPAKU.Biz ニュース編集部 華原)

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