徳島県阿南市新野町、災害時にも活用できる「シームレス民泊」を4月8日から開始。

徳島県阿南市新野町にて4月8日から、平時はお遍路さん向けの民泊、災害時には避難所となる「シームレス(つなぎ目のない)民泊」が開始されると、徳島新聞が3月21日付けで報じた

シームレス民泊」は2016年に県規制改革会議が提言した民泊の形態だ。平時はお遍路さん向けの民泊として運営し、災害時には市が避難所として活用、さらに交流人口拡大による地域活性化につなげることを目的としている。

新野町(あらたのちょう)は津波の被害を受けない内陸部にあり、2011年には東日本大震災の避難者を受け入れた経験があることから、市が住民に働き掛け実現した。災害時には市が対象の民泊施設を借り上げ、市内の被災者が無料で利用できるようにする。市によると、民泊を避難所として活用するのは全国初の試みだという。なお、新野町で計画されている「シームレス民泊」は呼称に民泊を含むものの、旅館業法における「旅館」の形態となるため、民泊新法施行後に課される予定となっている営業日数の制限はない。

開業第1号は、約40年ぶりに善根宿を復活させる四国霊場22番札所・平等寺の「坊主の宿」だ。住職らが居住する「庫裡(くり)」と呼ばれる建物の客間2部屋を「シームレス民泊」として提供する。部屋は8畳と10畳の2種であり、各部屋客用のトイレ、風呂、台所を備えている。宿泊できるのは1日2組までで、週5日程度営業する予定である。オープンは4月8日を予定しており、朝夕食付きで1人7,000円、素泊まりは4,000円程度となる見込みだ。平等寺は40年ほど前まではお遍路さん向けの宿坊を設けており、繁忙時は1日100人を受け入れていたが、人手不足などから取りやめていたという。

このほかにも、民家などの4軒が開業準備を進めており、今秋から来春にかけてのオープンを目指している。

【参照リリース】シームレス民泊 4月8日開業 22番札所・平等寺

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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