宮城インバウンドDMO、KADOKAWA、パソナ、酒蔵ツーリズムを活用して宮城県南地域の観光振興へ

一般社団法人宮城インバウンドDMO、株式会社KADOKAWA、株式会社パソナは11月1日、宮城県南エリアの観光振興のため「宮城県南4市9町を中心とした国内外観光推進協定」を締結したと発表した。

今後、三者は同協定を通じて宮城県内の酒蔵を巡る「酒蔵ツーリズム」を企画・運営し、宮城県南の観光振興に取り組んでいく。地域の特性を活かしたユニークな観光コンテンツを開発し、国内外に発信していくことでインバウンドも含む観光客を誘致し、地方創生と雇用創出を実現するのが狙いだ。

具体的には、宮城インバウンドDMOは宮城県南4市9町における現地調整、地域独自の観光資源の開発などを担い、KADOKAWAは「酒蔵ツーリズム」のコンテンツ開発および自社媒体を活用した海外発信を担う。そして、パソナは「酒蔵ツーリズム」の参加者を受け入れる地元住民が、民泊や駐車場のシェア、スペースシェアなど、シェアリングエコノミーを活用した新しい働き方を実現するための支援を行う。

宮城県南の4市9町を対象とする宮城インバウンドDMOは、パソナグループで東北地方のインバウンド・観光支援を手がける株式会社VISIT東北が地元企業らと共に今年3月に設立した日本版DMOだ。今年7月に開催したワーキンググループでは、宮城県南地域の民泊サービス推進のコンセプトを「人に会いに行く旅」に決定。同地域の観光キラーコンテンツとしてその地域に住む「人」にスポットライトをあてる方針を固めていた。

今回の「酒蔵ツーリズム」もそのコンセプトに沿ったものとなる。ツアーでは地元の酒蔵オーナーと交流し、夜は地元の人の家に民泊し、交流を図る。日本人観光客はもちろん、外国人観光客にとっては日本の地方の魅力を丸ごと味わえる非常に貴重な体験となりそうだ。ここ数年では海外でも日本酒ブームが巻き起こっているが、地元の酒蔵にとっては新たに外国人観光客との接点ができることで海外への新たな販路開拓につながる可能性もある。また、民泊としてゲストを受け入れる地元の人々にとっても観光客との交流は大きなやりがい、生きがいにつながるはずだ。

地域の観光資産を知り尽くした日本版DMO、広範なメディアリーチを持つKADOKAWA、そして人材育成に強みを持つパソナという三者によるお互いの強みを活かしたユニークな異業種コラボが、どのような体験型ツーリズムのモデルケースを創りだすのか、今後の取り組みに期待したい。

【参照リリース】宮城インバウンドDMO・KADOKAWA・パソナ『宮城県南4市9町を中心とした国内外観光推進協定』締結 ~酒蔵ツーリズムを活用した地域の観光振興を目指す~

(MINPAKU.Biz ニュース編集部)