2月の訪日外客数は前年比36%増の189万人!「花見シーズン」で需要増加の見通し

日本政府観光局(JNTO)は3月16日、2月の訪日外客数月推計値を公表した。2月の訪日外客数は、前年同月比 36.4%増となる189.1万人であった。昨年2月の138.7万人を50万人以上も上回り、2月としては過去最高を記録、単月としても昨年7月の191.8万人に次いで過去2番目の数値となった。

要因としては、1月に引き続きアジア地域の旧正月休暇中における訪日旅行需要の増加や、継続的な訪日旅行プロモーション、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、円安による割安感の定着などが挙げられ、引き続き訪日旅行者数の増加を後押ししている。訪日客を国・地域別に見ると、ロシアを除く19の国と地域が2月として過去最高を記録した。

最も伸び率の高かった中国は、前年同期比 66.4%増と引き続き高い成長を維持。学校の冬休み期間の変動により1月に旧正月休暇の前倒し需要が一部発生し、2月の増加幅はやや抑えられた。一方、クルーズ船の寄港増加や、春秋航空日本にとって初となる国際線就航などによる航空座席供給量の増加や、個人旅行需要の増加が、旺盛な訪日需要を支えている。

次いで多かったのが韓国で、52.6%増。年初からの累計は20市場中最速で100万人を超えた。旧正月休暇と豊富な日韓路線が需要獲得のさらなる追い風となった。韓国で比較的よく認知されている温泉以外のコンテンツを訴求すべく、共同広告等によりスキーやゴルフ、雪祭り等の訪日魅力を訴求したことも需要喚起に貢献したと見られる。3月以降もイースタ―休暇や花見シーズンの到来により、訪日旅行需要のさらなる増加が期待されるとの見通しだ。

JNTOは、四季折々の魅力を積極的にPRしてきた。これは観光立国実現に向けたアクション・プログラムの一貫で、年間を通して訪日需要を創出する狙いだ。春の観光の切り札としてPRしてきた花見は特に人気で、桜の開花時期にあわせた訪日観光客は年々増加傾向にある。シーズン中、桜の名所付近のホテル稼働率は軒並み90%以上と言われており、4月に解禁となる民泊需要も本格的に高まる見込みだ。

【参照リリース】訪日外客数(2016 年 2 月推計値)
【参照ぺージ】「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」について

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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