今年の訪日外国人、過去最速で1千万人突破

観光庁の田村明比古長官は6月15日の記者会見で、今年の訪日外国人客数が6月5日時点で1千万人を超えたことを公表した。各紙が報じている。

過去最短だった昨年の7月15日と比べ40日早い達成となり、年間訪日客数のさらなる上積みに期待がかかる。

日本政府観光局(JNTO)が6月15日に発表した5月の訪日外国人客数(推計値)は、前年同月比15.3%増の189万4,000人だった。2015年5月の164万人を上回り、5月としては過去最高。これについてJNTOは中国からクルーズ船の寄港が増えるなどアジアからの訪日客が引き続き訪日旅行者数の増加を後押しする要因となったと推測している。

もっとも、伸び率は4月(18%増)に比べて縮小した。熊本地震の影響で韓国から九州地方への観光客が減少、2014年6月以来、実に23カ月ぶりのマイナスとなった。

韓国から九州地方への観光客は、7県の外国人宿泊者数のうち4割近くを占めるという。地理的に近いため、常連化しているようだ。しかし、韓国はプレート境界がないために地震が少なく、熊本地震後は客足が止まった。

観光庁は20億円を投じ、海外の旅行会社や有名ブロガーなどを九州に招くPRツアーを行う予定で。観光シーズンの夏までに客足の回復を目指すという。

【参照ページ】訪日客、6月5日に1千万人突破  昨年より40日に早く過去最速
【参照ページ】今年の訪日外国人、1千万人を突破 昨年より1カ月早く
【参照ページ】訪日外客数2016年5月推計値を発表 前年同月比15.3%増の189万4千人

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)