コーウェン「Airbnb調査」 民泊は長期的に成長、2025年には年間泊数10億の見込み

金融企業コーウェン・グループ(以下:コーウェン)は第1四半期に米国のホテルまたはAirbnb(民泊)を利用した1400人を対象に、Airbnbに関する調査を行った。

調査チームは「リピーター」「口コミ」「知名度」「ホテル業界との共存」などの要素を分析した結果、Airbnbの長期的な成長を確信したという。

これらの調査によると、Airbnb利用者が休暇旅行でAirbnbを利用した場合、ホテルより満足している人はホテルより満足しなかった人の9倍となっており、3~5年前にAirbnbを利用した人の75%以上が過去1年以内に再びAirbnbを利用している。

Airbnbはホテルに比べ、リピーターをつくりやすい形態のようだ。これは「口コミ」の影響が大きい。Airbnbユーザーの80%以上が友人などにも利用を「薦めたい」または「とても薦めたい」と回答しており、「薦めたくない」または「まったく薦めたくない」と答えたユーザーはわずか8%に留まった。

また、Airbnbについて知っているが、まだ利用したことがない人は全体の26%。そのうち82%がいつか利用したいと回答。そうした82%のうち66%が、今後1年以内に利用する計画だという。Airbnbを利用したことがない人でも、将来的な利用に積極的であり、Airbnb自体のブランド知名度が高まっていることがうかがえる。コーウェンはこれを受け、現状の2~3倍の成長を予測している。

Airbnbは2012年、300%超の成長率を記録したが、Airbnbの泊数のうち「ホテルの直接的な犠牲」によるものは半分ほどと推定している。泊数で見ると、全世界の有料宿泊に占めるAirbnbの割合は2%程であることから、コーウェンは「従来型のホテル業界に壊滅的な影響を与える危険は少ない」としている。

コーウェンは当初、規制当局との闘い等の否定的な要素を懸念していたが、肯定的な口コミや報道が上回った結果に、「長期的な見通しの鍵を握るいくつもの指標で、かなり良い結果が出たことには驚かされた」とし、Airbnbでの「泊数(room nights)」が2016年に約7900万、5年後に5億、2025年には10億まで増えると見込んでいる。

日本では、4月1日に本格化したばかりのAirbnbだが、「長期的な事業になり得る」という調査結果は、新規参入を検討している民泊事業主にも力強い後押しとなりそうだ。

【参照ページ】Airbnb、2025年には年間泊数が10億に

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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