Airbnb調査、日本のシニア・ホストは世界最高峰のおもてなしを提供

世界最大手の民泊サイトを運営するAirbnbは9月12日、日本を含む40カ国、計約38,000名を対象にホストのデモグラフィー(性別、年齢、住んでいる地域、所得、職業、学歴、家族構成などその人のもつ社会経済的な特質データ)に関する調査結果を公表した。

調査結果によると、日本のホストの中でもっとも成長率の高い年齢層はシニア層であるという。国内のシニア・ホスト(60歳以上)の数は約900人であり、他世代を上回る前年比235%増という結果である。シニア層では、昨年よりホストを始めた人が急増しているという。

シニア層がホストをする理由については、約3割が家計を支える収入源としていることが挙げられた。また、健康不安、経済不安、孤独不安の解消材料との見方もあり、現地ならではの体験が求められるAirbnbの体質と、シニア層のニーズが合致した結果と言えるだろう。Airbnbはシニア・ホストにとって、「重要な収入源」 、「空き部屋の有効活用」、「退職後の人との交流にも影響をもたらしている」と推察している。

日本の高齢化が単純にホームシェアリングにも影響を及ぼしているとも取れるが、70%が5つ星の最高評価を獲得し、年代別の評価で第1位であることから、日本のシニア・ホストは世界で最高峰のおもてなしをゲストに提供していることが読み取れる。さらにスーパーホストの割合は、グローバル基準平均7%に対し、日本のシニア・ホストは17%であった。

特に地方都市ではシニア・ホストの割合が高く、ホストが100人以下の地域では、シニア・ホストが39%を占め、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる街として有名な和歌山県田辺市では最も多く、同市のホスト数の27%を占める。

今回の調査結果を受け、Airbnb Japan代表の田邉泰之氏は「他国と比べて、高齢化が急スピードで進む日本において、シニア・ホストの存在はとても大きいものです。また、日本ならではの、そして地域ならではの慣習を熟知したシニア・ホストに参加いただくことによって、コミュニティがより一層豊かになると考えます。」と述べた。

少子高齢化の影響により増加傾向にある空き家やマンションの空き部屋問題の解消や、地方創生の一翼を担うことが期待されている民泊だが、シニア・ホストの活躍は強力な追い風になっていきそうだ。

【参照リリース】Airbnb 国内シニア・ホスト調査結果を発表

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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