Airbnb、デザインスタジオ「Samara」設立、日本にて第一弾となる地方活性化プロジェクトを遂行

世界民泊最大手Airbnbの共同創設者兼CPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)であるジョー・ゲビア氏は8月2日、様々なイノベーションを起こすプロジェクトを起案・遂行するための専門デザインスタジオ「Samara(サマラ)」を社内に設立したことを公表した。

「Samara」はAirbnbの価値やビジョンを新たな領域に広げていくためのサービスやアイデアを開発することを目的とし、多彩なバックグラウンドを持つ専門家が結集し、建築からサービスデザイン、ソフトウェアエンジニアリング、さらには新たな経済モデルまで、さまざまな分野での可能性を徹底的に掘り下げていく。

第1弾として地方コミュニティの活性化を目的とした「吉野杉の家」プロジェクトを立ち上げている。日本の著名なデザイナーである原研哉氏がディレクターを務める展覧会「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」にて、東京を中心に活動する建築家、長谷川豪氏とのコラボレーションによって設計・建築された「家」を展覧会終了後、「吉野杉の家」として奈良県の吉野町に移設する。地元コミュニティによる管理のもと、Airbnbを通じて宿泊予約できるようになる。

「家」は、ホストとゲストとの間でより深い絆を生み出すことのできる建物を実現したものだという。最終的に地域コミュニティによって運営されることで、地域にとって金銭的なメリットをもたらすことを目指している。

Airbnbとしては、このようなプロジェクトは初の試みである。成功に導くためのモニタリングを続け、世界中で同じように過疎化を課題とする地方にこのモデルを広げていくという。

「Samara」の着想は共同創設者であるブライアン・チェスキー氏、ネイサン・ブレチャージク氏の協力のもと誕生した。今後、Airbnb内でデザインとエンジニアリングの専門家が一体となってこれまで以上に斬新なアイデアを追求し、Airbnbコミュニティの新たな領域を模索する最先端のサービスを開発していく見通しだ。

日本だけをとってみても地方の過疎化や空き家問題等、様々な問題を抱えている。どのようなアプローチでこれらの問題に取り組んでいくのか、今後の展開に期待したい。

【参照リリース】Airbnb、共同創設者兼CPOのジョー・ゲビア主導による、イノベーションのデザインスタジオ「Samara」の設立を発表

(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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