Airbnb、ロードマップを発表。2028年までに年間ゲスト数10億人突破を目指す

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世界最大手民泊仲介サイトのAirbnbは、部屋タイプの見直し、新グレードの追加、新登場のAirbnbコレクション、コミュニティ評価の改定を主軸とするロードマップを発表した。ロードマップ実施により2028年までに年間のゲスト数10億人突破を目指す。

ロードマップでは、1つ目として「4つの新しい部屋タイプ」の追加について発表した。これは、これまで3つに区分されていた「まるまる貸切」「個室」「シェアルーム」に、さらに「バケーションホーム」「ユニークな施設」「B&B」「デザイナーズホテル」の4つを追加し、7タイプとするものだ。

ホストは新たに細部までカテゴリ分けできるツールをAirbnb上で利用できるようになり、ツールを使うことですべての部屋を7タイプに分類できるようになった。これにより、ゲストは今後、タイプ別に高度な検索を行うことができるようになるだけでなく、今夏から7つに分類された部屋タイプを利用できるようになる。より細分化された部屋タイプでゲストの細かなニーズに対応することで利用者増を見込む。

続いて、2つ目として「新グレード」となる「Airbnb Plus」と「Beyond by Airbnb」の追加を発表した。

「Airbnb Plus」では、クオリティや快適性について認証した物件について新たにグレード分けをすることで、よりゲストが極上のおもてなしを提供するホストを見分けられるようにし、ゲストに対して物件の魅力を伝える。すでに13都市の2,000件の部屋を「Airbnb Plus」として認定している。

「Airbnb Plus」の部屋は清潔さ、快適さ、デザインなど幅広い範囲に及ぶチェックリストについて、100点以上を取得した認証済みの物件だ。ホストには家のデザインの相談やプロの写真家による写真撮影、プレミアムサポートが受けられるなどのメリットがある。

「Beyond by Airbnb(Luxury)」では、「最高級の家や、カスタマイズされた体験、世界クラスのホスピタリティを通し、自分のためだけにデザインされた究極の旅を提供」する。昨年のLuxury Retreatsの買収を受けたもので現在「Beyond by Airbnb」のプレビューを開始している。本格稼働は今春を予定している。

そして3つ目として「Airbnbコレクション」について発表した。現在「ファミリーコレクション」と「出張コレクション」を開始しており、今後「ソーシャルステイ」「ウェディング」「ハネムーン」「グループゲートウェイ」「ディナーパーティ」などのコレクションを発表する予定だ。もともと一人旅向けに行われていたAirbnbがゲストのニーズの多様化に対応していく。

最後に4つ目として「評価システム」の改定について発表した。Airbnbではすでに優れたホストを「スーパーホスト」として認定し、識別できる仕組みを導入しており、現在その数は全世界で40万となっている。今回、同プログラムの見直しを図り、より多くのゲストを呼び込むための新機能、カスタムURL、スマートホーム製品などの利用など、新たに14項目の特典を提供する。

またAirbnbは、今年後半にもホスト同様にベストなゲストに対してもメンバーシッププログラムとして「スーパーゲスト」プログラムをリリースすることを発表した。今夏より10,000人のゲストに対して試用版をリリースし、今年度中にAirbnbのゲストコミュニティに向けて展開するとしている。

先日1月25日、Airbnbは「21世紀の企業の構築について」という書簡を発表したが、今回の発表はこの声明に基づき「ホストにより多くの信頼できるゲストをもたらし、B&Bやデザイナーホテルなど地元で本物のおもてなしを提供する地域の小規模事業者をサポートすることによって、ホストがさらに成功できるよう手助けしていこうとするもの」だ。この発表には、世界各国の関係当局と連携し、それぞれのルールにしたがい、Airbnbコミュニティを確実に強化する意図も込められている。

Airbnbは現在、世界8万1,000の都市に450万件以上の宿泊先を抱える世界最大級の宿泊予約プラットフォームとなっている。設立から10年の間にAirbnbホストが得た収益は410億ドル(約4兆1,847億円)を超え、Airbnbゲストがチェックインした回数は3億回を突破した今、さらなる拡大に向けた取り組みにより、同社の成長はますます勢いづきそうだ。

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(MINPAKU.Bizニュース編集部)