Airbnb、米国ポートランドに関するデータを公表、ポートランド経済を底上げ

ホームシェアリングを実施すれば人々は大きな経済効果を得ることができる。たとえば、Airbnbのホストがホームシェアリングから得る効果とは、非常に意味のある副収入を得ることであり、同時にAirbnbのゲストがその地域のお店やレストランを訪れることによって、地元企業の経済活動を生み、間接的にではあるが地元の雇用を支援することにもつながる。

Airbnbは、「バラの町」と呼ばれホームシェアリングビジネスが飛躍的に成長しつつあるアメリカ・オレゴン州のポートランドに関する詳細な調査結果を公開した。

この最新データは、2015年1月〜2016年1月までのデータに基づいており、19万1,000人のAirbnbゲストがポートランドを訪れ、17万人の地元ポートランドの人々が旅行の際にAirbnbを利用したという結果を示した。

このデータによれば、Airbnbはポートランドに128.5百万米ドルの総合的な経済的影響を生み、Airbnbのホストは30.5百万米ドルの副収入を得た。さらに、Airbnbのゲストがポートランドに訪れることで118百万米ドルの収益と1,900件の仕事を生み出したといい、ホームシェアリングが地元経済を盛り上げたことがわかる。

一般的なホストは、Airbnbで年間8,900米ドルの収入を得ており、その収入のうちの半分は家賃や住宅ローン、その他自宅維持のための支払いにあてている。シニア世代のホストが特にこのタイプにあてはまり、半数以上である年齢50歳以上のホストが、自宅から収入を得て生活のやりくりをしている。

また、2015年にポートランドでホームシェアリングを行った2,900人のホストの平均年齢は43歳であり、そのうち3分の1の人々の職業は、教育・健康に関するサービス業・アート・デザインやクリエイティブの分野となっている。彼らは多様な所得階層から育ち、大部分の人が地域の平均的な収入より低く、36%にあたるポートランドのホストは年間世帯収入が64,000米ドルに満たない。一般的なホストは気軽に独自の基準で、自分のスペースを共有しており、およそ80%のホストは、年の半分以下、30%のホストは年間1〜30泊ほどをゲストに貸し出している。

一方、ポートランドに訪れるゲストたちは、比較的長期間滞在し、その滞在先の界隈で時間を過ごしているため、結果として、ゲストが滞在する地域では地元企業の収益が上昇している。Airbnbの旅行者たちは、一回の旅行で804米ドルを使っており、その金額の半分以上、または宿泊代を含む429米ドルを彼らが滞在した地域で消費しているという調査結果が出ている。80件以上あるポートランド界隈にあるAirbnbの物件とこれらの観光経済の上昇は、伝統的なホテル地区の外側に在り、それが街全体に広がっている。ポートランドへ訪れるホテルへ宿泊する一般的な旅行者は2.4泊の滞在である一方で、Airbnbのゲストは3.4泊と長めの滞在となっており、それもまたこの経済効果に一役買っているとみられる。

【参照記事】Airbnb Community Gives A Boost to the Portland Economy

(MINPAKU.Biz編集部 佐々木 久枝)

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