Airbnb、釜石市と観光・地域活性化において提携。日本の自治体で初。

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民泊世界最大手のAirbnbと岩手県釜石市は10月20日、国内外からの訪問客への観光促進と地域活性化に関する覚書を締結したことを公表した。10月7日に既報の通り、同提携が実現した。Airbnbが国内の自治体と提携するのは今回が初となる。

同提携は、潜在旅行者を釜石市に誘致する目的で行われる。両当事者に適した時期及び方法で、釜石市の特色を打ち出すマーケティング・キャンペーンを実施し、ラグビーワールドカップを始めとする大規模なイベントの開催時に釜石市への旅行者の来訪に対応するために、2019年のサービス開始を目標とする。

既存及び潜在的なホームステイの提供者に対して、Airbnbを含む新たなインターネット・プラットフォームへの適応を促進するための基本的なトレーニングや関連資料を提供する考えであり、必要に応じて、非常用宿泊施設の提供にあたりAirbnbのホストコミュニティを活用する地域災害対応プログラムを策定し、釜石市の地域防災計画を支援するという。

Airbnbは各国で提携を進めており、9月にはニュージーランドのオークランドカウンシルと災害発生時に滞在施設を提供するとして提携。台湾の東海岸や、韓国政府とも観光促進において提携している。

一方、釜石市では震災学習を目的とする県外からの修学旅行が増加しており、さらに2019年のラグビーワールドカップ開催を控え、宿泊需要の高まりと宿泊施設不足の深刻化が懸念されたことから民泊に注目が集まっていた。同市では、現在広まりをみせている「民泊」可能な施設が少なく、1998年に発足されたA&Fグリーン・ツーリズムの一環としての体験型「農林漁家民泊」が主流である。2016年6月には民泊推進も視野に入れた釜石市オープンシティ戦略を発足し、多様な企業・人材とのコラボレーションによる、新たなまちづくりの歩みを進めている。

釜石市長の野田武則氏は同提携について「ご存じのとおり、釜石は3年後にラグビーワールドカップの開催を控えており、国内外から多くのラグビーファンの来訪が期待されています。訪問客をお迎えできることを今から楽しみにしていますし、このたびAirbnbと覚書を締結したことで、当市をはじめ三陸地域の観光を促進し、東日本大震災からの復興の加速化に繋げていきたいと考えています。」と述べた。

【参照リリース】釜石市とAirbnb、観光促進に関する国内初の覚書を締結
【参照ページ】オープンシティ釜石
【コーポレートサイト】Airbnb
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(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)

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