Airbnb、既存宿泊施設・NPO法人と提携。地域活性化支援開始

民泊サイト最大手のAirbnbは2月23日、日本国内においてAirbnbを利用するゲストに多様なおもてなしを提供するとともに地域活性化を支援する観点から、既存の宿泊施設(旅館、ホテル等)との取り組みをさらに強化するため、 2つの宿泊施設および1つのNPO法人との提携を公表した。

今回提携した宿泊施設は、神奈川県足柄下郡箱根町にある伝統ある温泉宿「俵石閣(ひょうせきかく)」をリノベーションした複合施設「NEST INN HAKONE俵石閣」と、東京都葛飾区にある都心型宿泊施設の「柴又FU−TEN Bed&Local」だ。それに加え、瀬戸内の島と人をつなぐ「NPO法人アーキペラゴ」(香川県高松市)と提携した。

同提携には3つの目的がある。まず、旅行業界のイノベーションをもたらし観光型・都心型・地方型宿泊施設において創造的な取り組みを支援すること、そして、プラットフォームを拡大することで忘れられないユニークな宿泊体験やおもてなしを提供すること、さらに、既存宿泊施設との提携・強化を行うことで地域活性化に貢献することだ。

NEST INN HAKONE俵石閣」との提携では、自由でクリエイティブな旅を提案する。Airbnbゲスト専用のオリジナルオプションプランを用意した。「NEST INN HAKONE俵石閣」は老舗旅館を再生した観光型宿泊施設で、客室3棟、レストラン、温泉施設、 レクリエーション施設から構成されているが、オリジナルオプションプランでは、このすべての施設を利用できる宿泊プランに加え、こだわりの天然酵母を使ったパン作り体験などオリジナル体験を予約できる。

柴又FU−TEN Bed&Local」は、日本各地で見落とされている魅力を再発見し地域と共に新しい人の流れをつくるR・project(アールプロジェクト)と提携し、3月10日にオープンする遊休施設を転用した都心型宿泊施設である。倉庫として使われていた旧葛飾区職員寮を宿泊施設にリノベーションした。オープン時に3部屋が予約可能となる。将来的には、アーティストとコラボレーションした14部屋をAirbnbから予約できるようにする。さらに、共有のイベントスペースも設置し、地元商店街と連携したイベントも企画、観光客と地域住民の交流推進を行う見通しだ。

「NPO法人アーキペラゴ」との提携では、地方観光資源を発掘し、地方型宿泊施設として活用する。瀬戸内海に浮かぶ24の有人島で、宿泊可能なリスティングを開拓していく。手始めとして、活動のベースとなる「高松」、「女木島」の2つのリスティングをAirbnb上で予約できるようにした。

Airbnb Japan株式会社ホームシェアリング事業統括本部の長田英知氏は、「日本には地方の特色を活かした様々な宿泊体験やおもてなしを提供している宿泊施設があります。今回、地域とともに非常に素晴らしい取り組みを行なっている3つの施設と提携させて頂ける事を嬉しく思います。今後さらに様々な地域で連携させていただく事で、Airbnbのゲストにより幅広い体験を提供していきたいと考えています」と今回の目的と意義を語った。

今回の提携による取り組みは、「ユニークな既存宿泊施設との取り組み」の第1弾となる。今後もこれらの取り組みを強化していく見通しだ。

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(MINPAKU.Bizニュース編集部 平井 真理)