Airbnb、ホテルに対抗すべく富裕層向けサービスを投入へ

民泊サイト最大手のAirbnbが、質の高いプレミアムな住宅やアパートのレンタルを提供する新しいサービスを開始する。Bloombergが報じている。このプロダクトは、高級ホテルのような高品質なアメニティを好み、Airbnbをまだ利用したことがない富裕層の旅行者を惹き付けるためのものだ。

物件の掲載にあたっては、Airbnbがホストの物件を実際に審査し、基準のチェックリストを満たす場合にのみ掲載を許可することで品質を保証する。ホストは新しいベッドシーツから豪華なタオル、バスルームの使い切りの洗面用品、ボトル入りの水やお茶セットにいたるまで各要件を満たしている必要がある。

同社はホストらに対してゲストをホテルのようもてなすことを奨励してきたが、実際に検査を行い特別なプロダクト化をするのは初めてのことだ。正式なサービス名は明かされていないものの、間もなくパイロットプログラムの運用が始まり、2017年末までに全面的に提供する予定だという。

Airbnbのユーザーはミレニアル世代が中心だが、収益性の高い高級物件を取り揃えることで本格的にホテル業界との競合性を高め、新たにホテルの顧客を奪うことになれば、現在時価総額310億米ドル(約3兆5000億円)とも言われる同社の価値はさらに高まる可能性もある。

一方で、この新しい計画は、既存のラグジュアリーホテルチェーンにとっては頭痛の種ともなりそうだ。Airbnbの登場以降、ホテル業界は既にローエンドの客層を奪われているものの、未だにホテルらしい高品質のサービスを求める富裕層やビジネスマンに対する市場は確保してきたからだ。

Airbnbというプラットフォームの進化により、ホテルと民泊という両者の市場が今後どのように競合し、パイを奪い合っていくのか。引き続き市場の動きに注目したいところだ。

【参照サイト】Airbnb Readies a Premium Tier to Compete More With Hotels, Sources Say
【参照サイト】Airbnb reportedly launching a premium tier to compete with hotels

(MINPAKU.Biz ニュース編集部)