民泊ホストは加入必須!?日本にもついに登場した「民泊保険」

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日本全国の民泊ホストに、とても心強いニュースが飛び込んできました。いよいよ日本でも大手保険会社が提供する「民泊」専用の保険サービスが登場しました。

既に民泊ホストとして物件を運用している方であればご存じの通り、民泊運用にトラブルはつきものです。しかし、ゲストからのクレームや近隣住民からの苦情などであればまだしも、ゲストに起因する火災などの大きなトラブルが起こってしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。

自身の物件を利用して民泊運用を行う場合は不特定多数の人々が宿泊する形となるため、民泊物件は事業用途としての「一般物件」や住宅用途と事業用途を併せ持つ「併用住宅物件」扱いとなり、既存の一般住宅用の火災保険などは適用されませんでした。つまり、もし万が一民泊ゲストが火災を起こした場合、保険が適用されずに大損害を被る可能性があるのです。

そんなリスクをカバーするために登場したのが、今回ジェイピーモバイルが提供を開始した「民泊運営安心サポートパック(民泊専用保険付き)」です。こちらは火災保険大手の三井住友海上を引受先とする民泊専用保険です。

意外と高い!?民泊運用のリスク

気になる民泊保険の内容を見ていく前に、まずは民泊運用のリスクについてしっかりと理解しておきましょう。民泊運用における三大リスクとしては、「法的リスク」「赤字リスク」「事故リスク」が挙げられますが、今回は特に「事故に伴うリスク」について説明します。

民泊運用においては、物件内で様々な事故が発生するリスクがあります。事故の発生原因としては主に「火災・落雷・爆発・風雹(ひょう)災・水災など」「ゲストの過失」「ホスト・業者の過失」の3つが挙げられます。ここではそれぞれについて簡単に説明します。

火災・落雷・爆発・風雹(ひょう)災・水災など

民泊運用において一番恐れるべき事故は、やはり何と言っても火災でしょう。「火災などめったに起こらないのでは?」と考える方も多いかもしれませんが、物件を利用するのは日本の住宅仕様に全く慣れていない訪日外国人が中心です。新しいゲストが毎日のように入れ替わり立ち替わりやってきて、普段使い慣れていないキッチンやガスコンロや火の元などを使用する可能性があるわけですから、民泊物件における火災リスクは通常の住宅よりもはるかに高いと言えます。

それにもかかわらず、基本的に住宅を賃貸する際は加入が義務づけられている火災保険のようなサービスが、これまで民泊物件の場合には存在していませんでした。そう考えると、今回の民泊保険の登場はとても大きな意味を持つと言えます。

また、民泊運用において気にしなければいけないリスクはゲストの失火による火災だけではありません。その他にも落雷や爆発、地域によっては水災や雪・雹(ひょう)災による物件の破損リスクも意識する必要があります。

ゲストの過失

ゲストの過失とは、ゲストが物品を盗難したり、アメニティなどを誤って持ち帰ったりした場合、部屋内でスーツケースを引きずったことで床が損傷した場合、ゲストが調理中に換気扇の一部を溶かしてしまった場合などが挙げられます。

ホスト・業者の過失

ホスト・業者による過失の代表例としては、例えばホストが依頼した清掃業者が誤って物件内の家具やアメニティなどを壊してしまった場合などが挙げられます。

このように、民泊運用をしていると、様々な原因で様々な事故が発生するリスクがあるのです。こうした事故はできる限り未然に防げるようハウスマニュアルの作り込みなどを徹底したいところですが、いくら予防策を講じたとしても100%リスクをなくすことはできません。そこで頼りになるのが、万が一事故が発生してしまった場合にも補償を受けられる民泊専用保険なのです。

ついに登場した民泊専用保険

既に民泊が一般的になっている海外では、民泊ホスト向けの保険が存在しています。例えば米国の個人向け保険大手、オールステート社は今年の9月から民泊ホスト向け保険の提供を開始しています。

民泊ホストからの要望も多かった民泊専用保険が、ついに日本でも登場しました。提供を開始したのは民泊専用WIFIや民泊データ解析など様々な民泊支援ソリューションを提供しているジェイピーモバイル社です。

今回、ジェイピーモバイル社は民泊ホストの民泊運営をトータルに支援する「民泊運営安心サポートパック」の提供を開始し、その中に民泊専用保険が含まれています。この民泊専用保険の特徴は、何と言っても引受先が火災保険・損害保険大手の三井住友海上であるという点です。

国内の大手保険会社が民泊専用保険を提供するのは今回が初めてとなります。大手ならではの充実した補償内容やサポート体制が整っており、安心して加入することができます。民泊運用のリスクをしっかり管理したい民泊ホストにとっては朗報です。

ジェイピーモバイル「民泊専用保険」の気になる補償内容は?

気になる補償内容について見ていきましょう。補償内容は、大きく「基本補償」「借家人賠償責任・修理費用補償特約」「賠償責任補償特約」「事業者用類焼損害補償特約」の4つに分かれています。それぞれについて詳しく説明していきます。

基本補償(室内の設備の補償):保険金額 100 万円

基本補償は室内の設備の損害に対する補償で、保険金額は100万円となっています。下記のような事故リスクに対応しています。

  • 火災・落雷・破裂・爆発
  • 風災・雹災・雪災(敷地内の損害が20万円以上の場合に限り補償対象)
  • 水災
  • 水ぬれ、盗難、破損、汚損等(免責金額は1事故あたり1万円)

借家人賠償責任・修理費用補償特約:支払限度額 3,000 万円

借家人賠償責任・修理費用補償特約は、一言で言えばオーナーに対する損害賠償責任への補償です。ホストが借用している施設に関して、建物オーナーに対して法律上の損害賠償責任を負担することで被る損害や、損害が生じた際に賃貸借契約に基づきこれを自己の費用で修理した場合の修理費用を補償してくれます(修理費用補償の支払限度額は1事故あたり300万円、免責金額は1事故あたり3,000円となっています)。

賠償責任補償特約:支払限度額 5,000 万円

賠償責任補償特約は、一言で言えばゲストや第三者に対する損害賠償責任への補償です。ホストが借用している施設の所有・使用・管理に起因する偶然な事故による他人の身体の障害・他人の財物の破損、紛失または盗取について、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対する補償となります。

事業者用類焼損害補償特約:支払限度額 1億円

事業者用類焼損害補償特約は、一言で言えば近隣の建物等への損害への補償です。ホストが借用している施設で発生した火災または破裂・爆発により、近隣の建物、設備・什器等、家財が損害を受けた場合の類焼損害保険金となります。

他の補償サービスとの比較

ジェイピーモバイルの民泊運用をめぐる補償サービスを、他社が提供している既存の補償サービスと比較すると下記のようになります。

補償内容
ジェイピーモバイルの民泊専用保険
A社
ホストが所有している設備等の損害を補償 火災保険
保険金額100万円
× なし
オーナーに対する損害賠償責任を補償 借家人賠償責任・修理費用補償特約
借家人賠償責任:支払限度額3,000万円
修理費用補償:支払限度額300万円
借家人賠償責任
支払限度額1,000万円
ゲストや第三者に対する損害賠償責任を補償 賠償責任補償特約
支払限度額5,000万円
施設管理者賠償責任
支払限度額1億円
近隣への建物等への損害を補償 事業用類焼損害補償特約
支払限度額1億円
× なし

ジェイピーモバイルの民泊専用保険では、ホストが所有している設備等の損害からオーナーに対する損害賠償責任、ゲストや第三者に対する損害賠償責任、そして近隣への建物等への損害など全てのリスクをフルにカバーしている点が特徴だと言えます。

また、「民泊運営安心サポートパック」では民泊保険による補償に加えて民泊ホスト向けサポートデスクが用意されており、民泊の法令に関わる許認可申請のアドバイス、物件トラブルを未然に防止しつつ、ゲストの満足度を上げるためのウェルカムガイド(日・英・中・韓対応)作成支援、トラブル発生時の通訳(1回まで無料・24時間365日)、水回り、室内建具などの簡易修繕サービスなどが受けられます。まさに民泊運用をフルにサポートしてくれる至れり尽くせりのサービスだと言えます。

こんなときはどうなるの?ケースで見る補償対象

具体的な事故のケースに応じて補償の対象となるかどうかを知りたいという方のために、下記の表を用意しましたので、加入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

火災・落雷・爆発・風雹災・水災・その他

事故内容 対象 or 対象外 適用される保険 補足
ゲストの失火により、物件内の備品が燃えた。 対象 基本補償(火災・ 落雷・ 破裂・ 爆発)
ゲストの失火により火災が発生。消防活動により室内が水浸しとなり、家財や電化製品などが壊れた。隣家から消防活動をしたため隣家も水浸しとなり、隣家室内に被害が発生した。 対象 基本補償(火災・ 落雷・ 破裂・ 爆発) 他の保険契約がない場合、隣家部分は類焼損害賠償にて有責対応
犯人不明の火災により、物件内の家具およびゲストの持ち物が燃えた。 条件つき対象 基本補償(火災・ 落雷・ 破裂・ 爆発) ゲストの持ち物は無責
落雷/竜巻による被害を受け、物件が破壊され、ゲストが怪我をした。 対象外 設備は基本補償で有責
ゲストの不始末によるガス漏れにより、ガス爆発が起こり、物件の一部が破損した。 対象 借家人賠償責任補償特約(オーナーに対する損害賠償責任) ゲストの故意の場合は無責
原因不明のガス爆発が起こり、 ゲストが負傷した。 条件つき対象 施設賠償責任補償特約(ゲストや第三者に対する損害賠償責任) ホストの管理上の非が認められれば有責対応(設備損害は基本補償)
風災/雹災のため、 物件の窓が割れた。ゲスト がホスト に連絡をせず修理業者を呼ぴ、修理代の請求書はホスト 宛となっていた。 対象 基本補償( 風災・ 雹災・ 雪災)
屋根の雪の落下のため、外出しようとしたゲストが怪我をした。 条件つき対象 施設賠償責任補償特約(ゲストや第三者に対する損害賠償責任) ホストの所有・使用・管理上の非が認められれば有責対応
ゲリラ豪雨で物件が浸水し、ホストの家具が破損した。 対象 基本補償 (水災)
ゲリラ豪雨で物件が浸水し、ゲストの持ち物が破損した。 対象外

ゲストの過失

事故内容 対象 or 対象外 適用される保険 補足
ゲスト がホスト の部屋へ侵入し 、バッグを盗んだ(ホームステイ型)。 対象 基本補償 (その他偶然な事故)
ゲストが物件内の物品〈家財道具、置物、雑貨など)を持ち帰った。 条件つき対象 基本補償 (その他偶然な事故) ケースにより有無責判断とする(万引きに該当するかどうかがポイント)
ゲストのスーツケースやキャスターが原因で物件の床に傷がついた。 対象 借家人賠償責任補償特約(オーナーに対する損害賠償責任)
ゲストがトイレにトイレットペーパー以外のものを流し、つまらせた。 対象外 損害が伴う場合は借家賠にて有責対応
ゲストが浴槽をあふれさせ、物件内および階下の家財にも損害を与えた。 条件つき対象 借家人賠償責任補償特約(オーナーに対する損害賠償責任) 物件内は有責、階下の家財はケースにより有無責判断とする(損害状況によりゲストへの求償も検討)
騒音のことで隣人とトラブルになり、ゲストが隣人に怪我を負わせた。 対象外
ゲストが調理中に換気扇の一部を溶かした。 対象 借家人賠償責任補償特約(オーナーに対する損害賠償責任)

ホスト・業者の過失

事故内容 対象 or 対象外 適用される保険 補足
ホストが床暖房の使用方法を説明をしなかったため、ゲストが低温やけどとなり、医療機関を受診し、治療費が発生した。 対象外
室内の照明器具が倒れ、ゲストが怪我をした。 条件つき対象
エアコンの水漏れが原因でゲストのPCが故障した。 条件つき対象
ホストが依頼した清掃業者が誤って物件内の備品(花瓶や照明器具など)を壊した。 対象 基本補償(その他偶然な事故) 清掃業者へ求償

民泊ホストも保険加入が当然の時代へ

いかがでしたでしょうか?今回はジェイピーモバイルが提供する民泊専用保険についてご紹介しました。日本でも民泊が普及するにつれ、今後は通常の賃貸契約と同様、民泊ホストも民泊運用開始時に保険に加入するのが当たり前の時代になっていくことが想定されます。また、現在制定に向けた検討が進められている「民泊新法」が施行されれば、全ての民泊物件に保険への加入が義務付けられる可能性もあります。

民泊運用を長期的に成功させるためには、いかに運用リスクを最少化し、しっかりとマネジメントするかが非常に重要です。一度でも大きな事故が発生してしまうと、利益が出ないどころか取り返しがつかないほどの損害を受けてしまう可能性もありますので、ぜひ民泊保険という便利なサービスを活用して万が一の事態に備え、安心して民泊運用とゲスト対応に専念できる体制を作りましょう!

ジェイピーモバイルの民泊専用保険の詳細について知りたい方、申し込みをしたい方は下記からどうぞ。

(MINPAKU.Biz 編集部)

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